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2009.02.07 (Sat)

音楽:Antony & The Johnsons / 『The Crying Light』

antony.jpgザ・クライング・ライト
Antony & The Johnsons / 『The Crying Light』

やってくれました、アントニー。今回も素晴らしい出来です。

イギリスで高い地位を確立している、
両性具有のシンガーソングライター、
アントニー・へガティ率いるバンドの4年ぶりの新譜、3rdアルバムです。
(国内盤には、英語歌詞と日本語対訳が付いてくるのでオススメ。)

ジャケットの人は、日本の前衛舞踏家の大野一雄さんです。
この『The Crying Light』は、アントニーが敬愛してやまない、
大野さんに捧げるべくして作ったそうです。
アントニーにとって、大野さんは『芸術の母』のような存在だそうです。

コンテンポラリー・ダンスを音楽にすると、きっとこんな感じ。

【続き・・・】

私はもう、アントニーしかいらない。
岡村詩野が言っていましたが、私も今、そんな気持ちです。
聴き終わった後には、上質な映画を見たような充足感が心に漂います。

>>マイスペースはこちら
まずは『Epilepsy Is Dancing(癲癇はダンスだ)』から…。


生きていれば誰しも、多かれ少なかれ心の中に、
孤独と、言いようの無い寂しさを感じた事があると思います。

身が切り裂かれそうな孤独。
心がもがれるように苦しい、寂しさ、悲しみ。
それらは忘れ去るか、心の奥底に封印しなければ、
生きて行く事はとても困難です。

だけどアントニーはその心の、
剥き出しの生の心臓の様にデリケートなところに、歌で触れてきます。

痛みによる癒し。
まさにそんな言葉がしっくりはまります。

孤独を認識できるのは、人を愛する事ができているからです。
寂しいのは、誰かに会いたいからです。
それがわかるだけでも幸せです。

静かな夜に聴くと、涙が止めどなく溢れます。
歌を聴いて、声を出して泣いたのなんてひさしぶり。
私も、沢山の人の心が欲しいです。
心が引き裂かれそうです。

収録曲の『Another World』が素晴らしくよいです。


「別の場所へ行きたい
そこは平和だろうか?
別の場所へ行きたい
この世界はほとんど滅びてしまった

海が恋しくなる
雪が恋しくなる
蜂が恋しくなる
育っていくものが恋しくなる…」

破壊されゆく世界への憂い。
緑と光に溢れる、美しい世界の渇望。
あらゆる祈りを歌に込めているかのようです。

今回のアルバムではどうやら、
『母』『破壊されゆく世界の再建』がテーマになっているようです。
なんて難解なの…。

両性具有という事で、色物のような目で見られがちですが、
この人は本物のアーティストです。
女性の心を持って、男性の体で生まれてきたアントニー。
その苦悩は計り知れません。

芸術っていうものは、女性性と男性性の融合する所に生まれるそうです。
ゲイの人の美的感覚が優れているのは、
男女両方の感覚を備えているからなんでしょうか。


オマケ:こちらが大野一雄さんです。

この時95歳です。


ちなみに、『ジョンソンズ』はアントニー率いるバンドなのですが、
ジョーン・ワッサーもバイオリンで参加しています。
>>Joan as police womenのアルバム『To Survive』

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テーマ : 音楽 ジャンル : 音楽

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