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2011.02.17 (Thu)

映画:『ノルウェイの森』みてきた

タダ券あったんで、こないだ見てきました。

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とてもよかったです。色んな意味で、おもしろかった。
ただ、ストーリーはあってないようなもんです。

一人の男が、二人の女の間をふらふら、ふらふら。
男に全く罪悪感がないのが、男目線で書かれた物語だなあ、と
少しの腹立たしさを覚えました。

主人公(ワタナベ)の、直子の心の奥底にある悲痛な叫びを
まったく理解出来てない、鈍すぎる感性にも腹が立ったけど、
それも若さ故の後悔、そしてそんな記憶も美しいとか言っている
春樹の自己中心的な感性には、幾ばくかの嫌悪感さえ抱きました。
男って勝手だ!みたいな…。

(「春樹はそんなこと、言ってない!」
とおっしゃる方がいたら、ごめんなさい。
ただ、私はそんな風に感じ取ってしまったのです。それだけ。)

直子の存在は、結局最後まで救われませんでしたが、
ワタナベは直子が死んだ後、キープしてた女にすぐさま近づきます。
まあ、生きるってそういうことなんですけど。


ところでこの映画、
1960年代後半のファッション、音楽、学生闘争、
懐かしい人にはそれだけで懐かしいんでしょうね。
私は当時の人間ではないのですが、
この時代感覚はとても好きです。


あと、気になったのが音楽です。
草原でワタナベと直子が木下で座っていて、
轟々と風が吹きすさんでいるシーンがあるのですが、
そこで強烈なインパクトの弦楽曲が流れたのです。

私は「なにこれ??すごい!
フィリップ・グラスかマイケル・ナイマンみたい…」
と思ったのですが、スタッフロール見たら、
音楽担当はジョニー・グリーンウッドでした。
(レディオヘッドのギターの人です。)

ジョニーー!!(笑)
次世代のロックを牽引するにとどまらず、
現代音楽のような曲まで作るなんて!すごい!
ちょっと衝撃的でした。
そういやジョニーは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の
サントラも手がけてました。
ジョニーはすごいね。

そして、監督はトライ・アン・ユンさんで、
よくよく調べてみると、『青いパパイヤの香り』という映画を
昔作ってた人でした。
私、この映画とても好きだったんです!
わー!なつかしい!

言葉に表現しがたい、独特の空気感とその透明度や
肌にぞわっと触れてくるかのような湿度や温度、
それがとても人間的で魅力的なのです。
才能のない人がマネしたらパッチモンになる個性です。

次作があれば観たいな、と思った監督さんでした。
ちょっと好き。


ところで、松山ケンイチと菊池輪子の演技は
上手すぎてそれだけでずっと見てしまうくらいです。
松ケンは相変わらず擬態が得意過ぎるな、と思いました。
ものすごく、村上春樹っぽかったです。
あんな個性、どうやって演じるんだ…。

最後に、この映画、
原作の世界観を壊さずに丁寧に作られていて、
とてもよかったです。
また長文になっちゃった…。さよなら、さよなら。

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